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1級建築士製図試験の作図を不安と思っている方へ

1級建築士学科試験は通過しそうだが製図試験は全く未知の世界という方もいるかと思います。こんな短期間であんな図面を手書きで描くなど想像つかないと当時受験した私も思っていました。今から設計製図試験が不安と思っている方に対して、少しでも不安の払拭ができれば幸いです。

目次

1、製図板で描いたことないが、大丈夫か?

2、きちんと図面が描けるか

1、製図板で描いたことないが、大丈夫か?

結論、大丈夫です。

現在ではCADで授業を行う大学、高校、専門学校も増えており、製図板を用いて手書きで清書することが少ないです。製図試験で初めて手書きの図面をかくという方もいるかと思います。

そんな中で、2か月ちょっとでほんとに合格できるのか?

不安いっぱいですが、実際に建築を学ばずに社会人になってから建築の仕事に就き、一発で合格した方もいます。

毎年、試験経験者もいるが、その人たちと勝負するの?

勝負することになりますが、1年目で合格している方はたくさんいることも事実です。国土交通大臣が免許を渡してもよいと思える方は合格するはずです。年数ではなく、下記内容をクリアできているかが重要です。

合格するための内容

•問題文(クライアント)に対して要求した内容に回答できているか

•法規(行政)に対してを守れているか

•設計者(受験者)が図面と要点の整合が取れているか

•描きを終えているか

普段設計をしてる方からすると、クライアントと行政をクリアしないと建築できないはずです。試験もそれと同じと思って受験してました。

2、きちんと図面が描けるか

結論、練習をすれば描けるようになります。

ただし、ちょっとだけ頑張る程度ではなかなか描けないことも事実です。独学ではこの短期間で習得することは至難の業ですが、通信講座や通学講座で学ぶと最短で図面が描けるのではないかと思います。また図面を描くといっても考え方の問題もあると感じます。一定の時間内に図面を描き切ることは必要ですが、完璧で綺麗な図面を描くのではなくことに重きを置かず、必要な要求が図面で表現されているかが重要で、いくら図面が綺麗に描かれていても、必要な条件が描かれていなければ合格はできません。いかに、抜けがない図面をかけるかということが重要です。少しでもハードルを下げて気持ちの面で楽になっていただけると嬉しいです。

まとめ

早い段階で練習し、作図の手順を覚えることが製図試験の初期で必要になります。ある程度描けるようになればエスキスの訓練に集中できます。エスキスの方が時間がかかると思いますので、早い段階でシフトチェンジできるように計画的に進めていきましょう。

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