こんな方におすすめ
- 試験前に何をすれば良いか迷っている方
- 製図の勉強がうまくいっていない方
- 1級建築士試験に合格した人の実体験を参考にしたい方
1級建築士設計製図試験の直前期は何をしたら良いのかわからない方や迷う方がいるかと思います。
私は資格学校に通って(投資して)1級建築士を受験しました。
当時私が受験した時に行った内容を記載します。
独学の方でも参考になる内容も記載しています。
あくまでも個人に合う合わないがございますので参考程度にご紹介します。
模試の結果などで一喜一憂しないでください。
今うまくいってなくても最後まで諦めない事が当日につながります。
練習出来る限り走り抜けましょう!!!
目次
- 絶対にこぼしてはいけない事項を自分なりに洗い出す
- 過去に取り組んだ課題をひたすら確認する
- 有給休暇取得で仕事のことを切り離す
- 6時間30分通しで課題をこなす
- 資格学校の自習室を活用し、講師に疑問のあることは質問する
1、絶対にこぼしてはいけない事項を自分なりに洗い出す
過去の課題で、失敗したところや、知識を得た内容は、自身のメモなどでまとめている方がいる思います。
基本的に自身が重要と思った内容をメモしているはずです。
そのメモを読み返すだけでも、失敗した当時を思い出して記憶が蘇るかもしれません。
基本に立ち返る機会と思っても良いでしょう。
私は自身でメモした資料を試験2週間前はほぼ毎日読み返していました。
絶対取りこぼしてはいけない事項は過去の記事を参考にしてください。
自身で取捨選択を行い、まとめて頂くことをおすすめします。
闇雲に戦うのではなく、あまり言いたくない表現ですが「妥協」すべきポイントを整理しておくことも直前期には大事な内容になります。
2、過去に取り組んだ課題をひたすら確認する
今の時期からあまり新しい課題に着手することはおすすめしません。
いろんな資格学校で予想問題を提供していますが、予想はあくまでも予想です。
全て理解しようと思わなくてもよいと考えています。
ただ、全く無視して着手しないというわけではなく、
「こんな課題もあるんだ」「ここの内容を突かれる可能性があるから押さえておこう」
など断片的に課題の特色を掴む程度で良いと思います。
予想問題が当たれば儲けものですからね。
話が逸れましたが、過去の課題はみなさん完璧ですが?
序盤は基本的な問題が多くなります。
過去の問題を解き直す事で失敗した内容を思い出し、きちんと失敗を修正できたエスキスまたは作図が完成できたかを再確認してください。
なぜその配置に行き着いたかのプロセス確認することを重点的に見直せば効果が高いです。
本番までに引き出しを増やしておきましょう。
私は模試までに出題された課題を解き直していました。
3、有給休暇取得で仕事のことを切り離す
私は試験4日前から休みをいただきました。そ
の代わりにその前までは怒涛の勤務でしたが。
なかなか休めない環境の方もいらっしゃるかと思いますので全員同じことができないことも理解しています。
せめて、資格学校の授業以外で1日でも良いので集中できる時間を確保してほしいです。
余談ですが私が受験した時に試験1週間前は有給をとった猛者もいたそうです。
試験までは仕事のことは緊急時以外は心を鬼にして切り離しました。
問題が発生しないようにこちらでできる対策は万全に済ませておきました。
4日間は集中できました。正直この時間がなければ試験で力が発揮できなかったと思います。
水曜日、木曜日、金曜日、土曜日を試験だけに注力しました。
当時のスケジュール
水曜日
8:30 起床(前日は終電まで仕事していたのでしっかり睡眠)
9:30 出発
10:30 自習室にこもる。道具などの準備
11:00 過去の課題のエスキス
13:30 添削(ここでプロセスも確認)
14:00 昼食
14:30 15分仮眠←これ超重要
14:45 過去の課題のエスキス
17:15 添削(ここでプロセスも確認)
17:45 休憩
18:15 資料見直し・講師質問
21:00 退出
22:00 帰宅
24:00 就寝
木曜日
7:00 起床
9:00 出発
10:00 道具の準備と軽食
11:00 6時間30分通しで過去の課題 ※これ以降は試験まで作図はしていません。
17:30 休憩
18:00 講評会とリフレッシュ
19:30 課題のやり直し
20:00 メモの見直し
22:00 退出
23:00 帰宅
25:00 就寝
金曜日
8:00 起床
10:00 出発
13:30 添削(ここでプロセスも確認)
14:00 昼食
14:30 15分仮眠←これ超重要
14:45 過去の課題のエスキス
17:15 添削(ここでプロセスも確認)
17:45 休憩
18:15 資料見直し・講師質問
21:00 退出
22:00 帰宅
24:00 就寝(試験前日と同じくらいの時間に合わせて寝た。)
土曜日
6:30 起床(試験当日と同じくらいの時間に合わせて起きた。)
7:30 試験の準備
9:00 出発
10:00 資格学校の授業と、色々と話しながら前日の不安を解消
15:00 退出
16:00 帰宅
21:00 準備
22:30 激レアさんを見ながら資料確認。(製図の時もお世話になりました。)当時は土曜に放送してたので。。
逆にリラックスできてよかったかもしれないです。これを見たらできる気がしてくるので見てました!
23:30 緊張して寝れないのでメモを見直しと、出来の良かった課題を見て自信をつける。笑
24:00 就寝
4、6時間30分通しで課題をこなす
6時間30分完璧にこなせているならやらなくても良いと思います。
そうでない人は体力勝負の試験でもあるので、6時間30分の使い方を再確認しましょう!
私は資格学校に通っていたので、5人くらい仲間を募って一緒に行いました。
時間も試験と同じ11時から17時30分で自分が行いたい課題に着手しました。
6時間30分の後に5人でエスキス用紙と作図用紙と計画の要点を見せ合いながら講評していました。
いろんなアイデアをみんなで包み隠さず教えながら行いました。
気持ち的な面や、他の人のテクニックなどの意見交換ができて充実しました。
そして、同じ試験に向かって勉強している同士の人間と話すことでリフレッシュにもなりました。
5、資格学校の自習室を活用し、講師や勉強仲間に疑問のあることは質問する
わからない事はわかる人に聞くことを徹底的にしていました。
色んな意見はありますが特に講師に対しては、できるだけ否定的な目線で見ないようにしていました。
納得しにくいところは自身で柔軟に解釈して70点程度の答えを出すようにしてました。
講師も100点の答えを持っていないと思っていました。
資格学校を守るわけではないですが、設計製図は100点の答えがなくベターな提案を選ばないといけない試験と私個人は考えています。
(実務ではそういう訳にはいきませんが。)
講師の悪いところはあまりフォーカスせず、よいところを汲みとるようにしてました。
答えを求めず参考にする程度として捉えてました。
また周りにいる試験を受ける人にも相談をすると良いです。
講師よりも相談しやすく、同じ境遇にあってる人たちです。
お互いの引き出しを見せ合う事で力がつきます。
相手に説明する事で自身の理解度を高める効果もあるので、積極的に会話すると良いかもしれません。
まとめ
あと2週間で劇的な成長を望むより、いかに失点しないことを重点的に対策として行うかが重要と感じます!