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1級建築士試験学科の分析(構造基本編)

最低でも24点以上(8割)

過去の出題傾向を元に戦略的に点を取りに行くことが重要です。全体的に不変的な内容の出題が多いため、各種構造での言い回し(何のことを問われているか)に惑わされないようにすると力がついてきます。

30問出題されるため、ここでの得点が合否に差を分けます。

目次

1、構造の得点配分

2、得点すべき問題

3、得点しにくい問題

1、構造の得点配分

過去の出題を分析すると以下のようは配分となる

構造力学6、7問

各種構造23、24問

2、得点すべき問題

■構造力学

公式や考えたがわかれば比較的得点しやすいことが多い。

計算が苦手な方はとっつきにくいかと思いますが(私もそうでした)満点取れると大きいですね。ここで満点ないしは1失点で乗り切らないとかなり厳しいです。

■各種構造

取りやすい項目があるので、下記は得点源にしていきたい項目です。

荷重・外力・地震:Ci=Z・Rt・Ai・Coをマスターすると良いです。幅広い問題に対応できます

木質構造:壁量計算や、耐震の強度関係の問題が多いと感じます。

鉄骨造:鉄筋コンクリートとは違い鉄骨のことについて問われているので鉄骨の特性を把握すれば解けます。また4題程度出題されるため確実に得点しないと8割得点に影響が出ます。

基礎:土、基礎、杭など建物を支える重要な部分と位置付けて毎年3問程度出題されています。基礎については1問難しい問題が出ることもありますので最低2問は得点したいです。

材料強度:木材・コンクリート・金属の内容についてそれぞれ1問ずつ、計3問程度出題されます。こちらは絶対に得点したい問題です。どの工種を行うにあたっても材料の特性を知っておかないといけないですし、考え方の基礎となります。問われる内容も基本的なことが多いので得点していきたいところです。

3、得点しにくい問題

■各種構造

鉄筋コンクリート:鉄筋の内容なのかコンクリートの内容を聞かれているのか明確に判断しないと答えを誤ることがあるのでなかなこ得点が難しいと思います。コンクリートの特性と鉄筋の特性を理解しないとややこしいです。こんな感じで迷ってました。

ここの力の負担はコンクリートなの?鉄筋なの?

とか

この問いはコンクリートのこと?鉄筋のことを聞いてるの?

私個人的にも苦手としていた範囲でした。4問出題されますのでもちろん4問とも正解を目指しますが、最低でも2問は取れるように設定していました。その代わり力学は全問取れるように苦手なりに勉強しました。

まとめ

とにかく構造力学で計算の練習を行う。苦手な方は特にです。各種構造は暗記科目でもあり、設問に対して必要な図を描いて答えを導き出せるか訓練が必要です。

闇雲に勉強せず、少しでも戦略的な勉強の手助けができれば幸いです。

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