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1級建築士設計製図試験の前日と当日気をつけておきたいこと

 

こんな方におすすめ

  • 設計製図試験を受験される方
  • 1級建築試験を合格した人の実体験を参考にしたい方

 

 

 

緊張されている方もいらっしゃるかと思います。

そんな時は準備をしっかり行い、本番は落ち着いて試験に臨みましょう。

その中で気をつけておきたい内容を記載します。

 

目次

 

前日

  • 持ち物確認
  • 試験前に何を食べるか決めておく
  • 当日の会場までのルートと出発時間を確認する

当日

  • 受験番号と氏名をはじめに書く
  • サプライズがあることを想定しておく
  • 途中で諦めない
  • いつもと同じようにおこなう
  • 捨てる勇気
  • 周りは気にするな
  • チェック時間は必ずとれ
  • 問題用紙とエスキス用紙は必ず持って帰る

 

 

1、持ち物確認

私は下記のものを持っていきました。

受験票、筆記用具、(製図用シャーペン、シャー芯B・2B、消しゴム2種類)、製図板、三角定規30cm・15cm、テンプレート、はけ、ドラフティングテープ、電卓、蛍光ペン、時計(スマートウォッチ等はNGのため要確認)、卓上時計、

温度調整できるように羽織れる上着的なもの

ご飯、水分、糖分が取れるもの(私はおにぎりとセブンイレブンのドーナッツとゼリー(10秒チャージ系)を持っていきました。)、見直し教材(必要最小限のもの)、スマホ、財布(身分証明書)、着替え(荒天の場合などで服が濡れて体が冷えたりします。その時に靴下だけでも履き替えるなどできれば、ストレスは軽減されるはずです。着替えれる方は気にせずきがえれる場所を探して着替えて下さい。当日は乾きやすい素材の服などがいいかもしれません。)など前日に全て確認しました。ご飯関係は当日買われる方はそれ以外は準備できると思います。

 

 

2、試験前に何を食べるか決めておく

ご飯も食べない方もいるかもしれませんので、そのあたりは各自で調整が必要です。

ただ、個人的には6時間30分エネルギー補給できないのことはよくない(エネルギーが出ない)と思っています。

ただ食べ過ぎも注意が必要です。

11時から17時30分長丁場で、お腹が空きます。

食べすぎても眠くなるので体に優しい食べ物(胃に負担がかからない)が良いです。

試験開始30分前におにぎり2つとドーナッツを食べました。

食べるタイミングや食べ物については個々で決めると良いです。

私は水分と10秒チャージのゼリーを置いてました。

作図に入る直前に20秒チャージしました。(10秒で食べれた試しはないです。。。)

糖分摂取とエネルギーチャージができ且つ、腹持ちも良いので、作図に入る直前で飲むと決めてました。

(試験会場によっては出来ないところもあるかもしれません。私の会場では特に何も言われませんでした。

机上に出しておき、指摘された場合は、事情を説明し、それでも許可が降りない場合は直しましょう。)

集中力を切らさないために私なりの作戦で試験に望みました。

 

 

3、当日の会場までのルートと出発時間を確認する

試験会場1時間前くらいには到着するように時間の段取りをしました。

普段出かける時よりも、荷物が大量にあるので、結構行くまでに疲れます。

特に製図板を持っていくと嵩張るので大変でした。

当日、会場まで行く手段として、色々あります。大きく3通りくらいと考えます。

 

自宅から公共交通機関を利用していく

メリット:いつも寝てる布団で寝れる。また大多数の方は、公共交通機関を利用すると思います。方向音痴で会場まで行くのが不安な方は、最寄駅から製図板を持ってる集団を見かけたら会場に案内してくれるかもしれません。

デメリット:家から遠い場合は行くまでが大変です。重たい荷物がたくさんあるので、ちょっと疲れます。製図の勉強時に通学していた方は特に問題ないとおもいます。学校に行くか会場に行くかの違い程度です。

 

自宅からタクシーや車で送迎、もしくは近隣に駐車場があれば車で行く

メリット:荷物を運んでくれるので楽です。天候が悪い雨などの時でも、他の手段に比べて道具や靴、服などが濡れる時間帯が少ないかもしれませんので、公共交通機関に比べて影響を受けにくいです。

デメリット:当日、思わぬアクシデントが発生するかもしれません。渋滞や通行止めなど、時間ギリギリに到着や開始に遅れて試験を受けれないなどが発生するかもしれませ

 

前日に会場近くのホテルに宿泊する

メリット:公共交通機関や道路状況など気にせずに、会場へ足を運べる。他に比べて朝の時間に余裕がある。

デメリット:費用がかかることと、ベットや枕など環境が変わると寝れないかたにはおすすめできません。

いずれにしろ、どんな交通手段を取ったとしても、スタート地点から会場までのルートも確認すると良いでしょう。

 

また、試験会場で飲食するための食べ物を購入するときは試験会場の近くのコンビニでは

売り切れている(欲しい商品など)可能性があるので自宅の最寄りで購入しま方が良いかもしれません。

 

 

4、受験番号と氏名をはじめに書く

試験の時は意外と平常心でいられないことが多いです。

いつもできていることができなかったりすることもあります。

例えば、終了前に氏名を書いていないことに気がつくとかなり焦ります。

わかっていても、やってしまうこともあります。

まずは、受験番号と氏名を書かないと問題を読んではいけないくらいの気持ちで意識するようにしましょう。

 

 

5、サプライズがあることを想定しておく

毎年と言っていいほど、今まで見たことない言い回しや表現、掲載方法などあの手この手を使って試験元は揺さぶろうとしてきます。

でもこれは一種の恒例行事みたいなものって思えばいいです。

焦らないことが重要です。「あ、今年のサプライズはこれか」くらいの気持ちで臨みましょう。

平成30年の課題では課題文がA3からA2に変わりました。

受験生は相当びっくりしたと思います。しかし、内容は今までの試験と同様に、しっかり読めば解ける問題と推測されます。

計画の要点についても、昔は文章が主流でしたが、近年は図示を求められます。

詳細がわかっているか、文章と図面に相違がないかをチェックしたい試験元の思いが見られます。

 

 

6、途中で諦めない

課題が難しく感じたりすると焦ってプランがうまくおさまらないなど様々な出来事があるかもしれません。

そんな時は、細かいことはいいからとにかく割り切って、出来ることを行うために進めましょう。

また計画の要点も同じです。全て埋めなくても、難しい問題は少しだけでも記載しましょう。

問いに対して、空白はNGですので最低でも一行程度は埋めるようにしましょう。

あなたが難しく感じるのであれば周りも難しく感じているはずです。

難しくても、仕上げることができれば採点はしてもらえます。

あきらめたらそこで試合終了だよ。(どこかで聞いたことある名言ですね。)

 

7、いつもと同じようにおこなう

普段の練習で行っている手順で基本的に取り組みましょう。

いつもと違うやり方はリズムが狂います。

勝負の日に、いつも使い慣れている化粧品で化粧をせず、あえて慣れない化粧品を使うようなものです

勝負の日に、いつも使い慣れている自分の足に合った靴を履かず、新調した靴を履いて靴づれするようなものです。

知らんけど。。

話を戻しますが

問題文の読み込みに置き換えて見ると、今まで練習してきたように、いつも通りの手順や方法で問題文を素直に読み解きましょう。

試験だからといって、特殊な読み方などはしなくていいです。

疑うことより、問題文に書かれているクライアントの要望を一つずつ整理してあげましょう。

 

8、捨てる勇気

先に伝えます。この試験では100点の回答は求めていせん。

というか100点満点の図面と計画の要点を提出できる人はほぼいないと思います。

もし試験中に迷った時は、法律をきちんと守って、失点の少ない図面と要点の記述を仕上げる。

自分自身の判断材料を必ず持っておきましょう。

優先度の高い内容を軸に取捨選択できるようにしてください。

また自身で時間設定を行っていると思います。

その時間を過ぎたら納得でくるプランでなくても、必要最低限の内容が反映できていれば、

エスキスは切り上げてすぐに計画の要点もしくは作図に切り替えましょう。

提出するものは作図用紙と計画の要点のみです。

採点官はエスキス用紙は見ませんので、相手に伝える材料をとにかく仕上げましょう。

 

 

9、周りは気にするな

周りのペースが気になったりする時は、気にする必要はありません。

いつも通り、自身のペースで出来ていればOKです。自身の時間軸だけ絶対にブレないようにしてください。

早い人は、もうあなたよりも何回も受験してる強者や経験が少ない方はきっと重要なミスしているかです。

何より自分自身に「全集中」してもらえたら問題ないです。

自身の時間配分を守るようにすれば普段通りで全く問題はないです。

仮にいつもよりエスキスが早く出来た方は作図前のチェックに時間を割いてください。

 

 

10、チェック時間は必ずとれ

チェックをして大きな失点を防ぎましょう。

そしてエスキス終了時と提出物が完成したときのチェック計2回理想は30分確保してもらえると、合格に近づきます。

将来設計士になる方が、ミスしまくってたらクライアントは嫌ですよね?

クライアントに提示する前に社内チェックなどがあるはずです。

試験も同じです。採点官というクライアントに提出する前に間違いのない図面を出すことが必須です。

人間間違えるものです。まして時間がなく切羽詰まる状況でノーミスは考えにくいです。

冷静な状態で俯瞰的にチェックする時間を作り、試験を終えましょう。

チェックしてる時に間違いや、記入漏れなど気が付き修正できればラッキーです!

私自身も必ずチェックしたときは何か抜けていました!

本試験では寸法が抜けていることに気づき追記した覚えがあります。

その他にもチェック時にたくさんの記入漏れや修正などありカバーできました。

侮っていたらいけないと痛感しました。

 

 

11、問題用紙とエスキス用紙は必ず持って帰る

こちらも必ず持ち帰りましょう。採点できるようにしましょう。

独学の方でも無料で図面を復元すれば採点できるところもあります。

 

 

まとめ

この1年いろんな思いで勉強に励んでこられたかと思います。

前日は無理せずに睡眠をとりましょう。試験時間は長いです。

とにかく最善を尽くしてください。幸運を祈ります!!!

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