最低でも25点以上(8.5割弱)
私は満点近くを目指せる科目と思っています。
大前提として法規は暗記科目
と思っています。
えっ、何言ってんの?
試験で唯一アイテム持ち込めるのに暗記科目なの?
暗記して時間を削減できる問題(時短問題)を増やすことは、法規を解くうえで重要です。昨年の問題では、法令集を引かなくても半分程度の問題は正誤がある程度判断できる問題であったように感じます。(私個人の感想です)
目次
1、法規の得点配分
2、得点すべき問題
3、得点しにくかった問題
1、法規の得点配分
過去の出題を分析すると以下のようは配分となります。
建築基準法20問
関係法令8問
建築基準法・関係法令融合2問
多少の問題数の増減はあります。
例年、出題されている項目を羅列しました。
■建築基準法
用語の定義
面積・高さ関係
確認申請系
一般構造
耐火系
避難系
防火区画
内装制限
設備系
構造強度
道路関係
用途地域
建ぺい・容積(計算が多いがたまに記述)
高さ(計算が多いがたまに記述)
防火地域関係
建築協定・地区協定
雑則・融合
■関係法令
建築士法
都市計画
消防法
高齢者障害者等移動円滑化促進法
耐震改修促進法
建設業法
建築物省エネルギー法
関係法令融合
2、得点すべき問題
私の経験上、暗記で解ける時間を削減できる問題は以下です。
・確認申請;法6条関係は必須
・内装制限
・構造強度
・建ぺい・容積・高さの計算問題
・防火地域・準防火地域
・建築協定
3、得点しにくかった問題
あくまでも私個人の意見です。
■火に関連する問題
耐火構造や防火区画は範囲が広く、引っ掛けも多い気がします。
出題者としては分かりにくい言い回しがしやすいです。
法令集を引いて確認しないといけない問題も多く出題します。
■基準法の雑則、関係法令の雑則
こちらも範囲が広いです。
あまり聞かれない問題が出題されたり、マイナーな問題で引ききれないこともあります。
この年は建築基準法と関係法令の融合問題で近年では出題されていないような切り口で出題されていました。実務的な側面での出題のようにも感じます。
■新規問題
2022年の試験では出題の順番や、今まで見たことないような問題が出題されていました。
違う切り口での問いだったため、非常に面白かったです。
まとめ
時間を削減できる問題(時短問題)を増やし、法令集を引かない練習をすることが必須です。
設問30題で1題に割ける平均時間は3分、見直し15分という配分で想定すると、時短問題を増やせば、じっくり引いて解きたい問題に時間を割くことができます。
また、昨年の問題を解いた印象としては、今までと出題の順番が変わったことで少し焦りました、2022年の試験では揺さぶりをかけていました。また実務に則した内容を意識しているようにも見えました。しかし問われている内容はそんなに難易度が高いわけではありません。時間に余裕がない科目で揺さぶりをかけてきますが動揺せずに解き進めるように訓練しましょう。
法規はどの教科よりも時間の制約がある科目のため、解ける問題を早く見つけることが攻略の秘訣かもしれません。
闇雲に勉強せず、少しでも戦略的な勉強の手助けができれば幸いです。