個人 資格

1級建築士試験の学科の分析(計画基本編) 

ビルバオ・グッゲンハイム美術館

最低でも15点以上(7.5割)

学科でもっとも範囲が広い科目であり、過去の出題傾向を元に戦略的に点を取りに行くことが重要です。私はもっとも得点しにくい教科であると思います。資格学校等の模試で計画が得点源となっていまる方、得意と思っている方、それは非常に危険です。

目次

1、計画の得点配分

2、得点すべき問題

3、得点しにくい問題

1、計画の得点配分

過去の出題を分析すると以下のようは配分となる。年によってバラツキはあります。

数値6

用語(過去)3

用語(新規)1

作品(過去)4

作品(新規)3

積算1

その他2

2、得点すべき問題

数値問題

数値は裏切らない←これは名言

建築の基本的な寸法など数値に関わるおおよそ変わりはないです。仮に改正して僅かな数値の変更があったとしても、大幅に変更は考えにくい。例えば「車いす同士がすれ違う通路の幅は1800mm程度」と「車いすと歩行者がすれ違う通路幅は1500mm程度」など設計や現場で携わっている方や、学生時代に勉強した基本的な内容が多いためとっつきやすい反面、試験では、紛らわしい引っ掛け問題が出てくることがあります。過去に出題された数値問題は確実に押さえていないと試験側の策略にハマってしまいます。

用語

用語も過去問を中心に覚えていきます。新傾向、新規の出題もありますが「ソシオペダル」、「ソシオフーガル」など定番問題は確実に押さえることで、消去法等で見極めることができるように準備しておきましょう。あとは時代に即した内容は確認する必要があります。2021年ではSDGsなど世の中的にも注目ている内容が出題されました。17の開発目標までは聞いていませんが、基本的な社会の時事ネタにも興味を持つことが大切です。

・過去に出題の作品、都市計画

名前と人物名と計画の内容3点セットで覚えると良い。特に計画の内容はキーワードを押さえる勉強法が効果が高いです。試験では過去に誤りで出題されて問題が、違う年度で出題される際は正しい記述になっているなどが散見されます。しかし、4肢の中で1つ選択肢を消去できるため、こちらの学習も侮れません。もちろん誤りの問題で出題されるときはラッキー問題ですね。

3、得点しにくい問題

初出題の作品問題

近年、試験元が出題している問題は知っていれば答えれるが知らなければ答えれないバクチ問題が多発しています。ここを得点しようと思うと範囲が広すぎて対策という対策が絞りにくく、非常に困難と言えます。一生懸命勉強しても効果が現れにくいです。

特に作品系の問題が顕著に表れています。非常に幅広く、「こんな建物あったの?」や「こんな問題を出題されても知らない」など受験生から多くの不満が出できそうな問題ばかりです。

まとめ

数値は1問も落とさない、用語は過去に出題された内容は落とさない、過去の作品はおさえる、作品の新規は後回し。(過去問、資格学校等出題されたものはおさえる)です。

私が現役時代の時は、数値・用語をひたすら覚えていました。

闇雲に勉強せず、少しでも戦略的な勉強の手助けができれば幸いです。

-個人, 資格