建築に携わるなら1級建築士の資格は必要だろうと思ってる人もいればそうでない人もいます。私の周りでもどちらの考えをもって仕事をしている人はいます。私が出会ったいろんな人たちの考えをまとめました。資格勉強をしている方、学生の方などが参考になればと思います。
目次
1、1級建築士を持ってる人
2、1級建築士を持ってなくてもよいと思う人
3、1級建築士有無の差
1、1級建築士を持ってる人・目指している人
1級建築士を持ってる人は下記の考えで資格を取ってると思います。
「ガッツリ設計を行いたい。1級建築士しかできない設計監理、工事監理などの建築物に携わりたい」
「今後自分で事務所を開いて独立をして、自分の好きな仕事をしたい」(この様な状況になるには今までの実績や繋がりがないとなかなか難しいですが。。)
「会社で昇進したい人・給与アップのためにとります」は建築関係の会社で勤めている人で、このような方が多いかもしれません。
「転職するために資格を取る」人もいます。実は私はその一人です。
いずれにしても、ライセンスを持つことに意味があり、今後上手に役立てていきたい思いがあると考えます。
2、1級建築士を持ってなくてもよいと思う人
「資格がなくても設計はできる」
「資格を取ることで責任が伴うのであえて取らない」
持ってなくてもいいと思う人はある程度実力があると思います。もしくはあまり資格取得にうるさくない環境にいるので問題ないのかもしれません。資格を持ってなくても通用する人は、実務経験が豊富な方、もしくはセンスのある方、折衝が得意な方などがいらっしゃいます。そのような能力がある方でないと自身の意見を設計図に反映できないかもしれません。
3、1級建築士有無の差
実務経験の浅い有資格者と実務経験の豊富な無資格者と比べると初めの印象は有資格者に目がいくかもしれないが、次第に実務経験豊富な無資格者に信頼を置くこともしばしばあります。単純に言うと1級建築士を持ってるだけでは建築の仕事に携わる場合はあまり意味がないです。一歩間違えると「1級建築士持ってるだけで何も分かっていない」と同業者やクライアントに思われるので、日々勉強をする必要があります。実戦レベルで考えると、1級建築士の試験に合格した実務経験の浅い者と、無資格で経験豊富な者で行くと殆どの場合は経験豊富な人が有利です。状況に応じて納まりや工程、段取など経験がないと判断できない局面は必ず出てきます。当然、教科書通りに扱える現場は数少ないです。しかし、経験が浅い方は1級建築士を持ってることを相手に示すことで、対等に扱ってもらえます。一定のレベルはわかると思って構える方も多いかと思います。
私の体験談ですが、資格を取る前と取った後で名刺交換した際の相手の反応は明らかに変わります。はっきり言ってそんなに能力は変わっていないはずなのですが。笑
仕事の話をするにも交渉ごとなど資格の有無は結構有効です。もちろん私も勉強をして相手と交渉をしているので、勉強せずに訳のわからないことを言うと逆に信頼してもらえない可能性があります。取ってからも勉強し続けることが重要と私は日々感じています。
まとめ
1級建築士を取ってからどのようにして資格をいかすかは皆さん次第です。私は取得してから良い事が多いので資格をいかしています。
ぜひ、1級建築士を目指している方は資格をとって自身に有効なアイテムとして活用してほしいです。